追悼、児山紀芳さん

愛聴番組NHK FMのジャズトゥナイトを担当されていたジャズ評論家の児山紀芳さんが亡くなった。
もうあの「聴いてもらいましょう」という口調が聴けない。昨年9月1日の「ホレスシルヴァー生誕90年」が登場された最後だった。その後は、体調不良とのことで、再放送が何回かとジャズミュージシャンが交替で担当してきた。きっと戻られると思っていたのに残念だ。

2015年7月11日。オーネットコールマンの追悼の回で披露されたオーネットへのインタビューの内容が記憶に残る。

1974年にオーネットのニューヨーク、ダウンタウンのロフトを訪ねた時のコメント。

児山
「あなたは1959年にニューヨークのジャズ界に登場して、ジャズに新しい概念をもたらすとともにその後のジャズに大きな影響を与えました。自分自身では何を達成したと考えていますか。」

オーネットコールマン
「これまでをふりかえって、私が何をやったかということに思いをはせると、私は才能を持つ人が、白人であれ、黒人であれ、人間でありたいという主張ができる芸術を見つけ、それが何かを人々に知らせたことではないかと思う。
私にとってジャズとは、一人の人間として私が自由であり正直であり自然であるためのもっとも根源的な意思表示の方法だ。だれかに何か新しいことをやって評価してもらおうというようなそんなものではない。創造の喜びを皆と分かち合うことなのだ。」

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